オレには皆に言えない秘密があるんだ・・。
そう・・・決して言えない秘密が・・・。
* 病 *
『どーっすかね?先生?』
『・・・・・・。・・・。何をやった?』
相変わらず先生の顔つきは厳ついな〜・・・。
『あはは〜・・・。やっぱしわかっちゃう?』
『あれほど錬金術を使うなと言ったはずだぞ!?』
『わかってますよ・・。でも一応これでも大佐なんでね?
どうしても使わなきゃいけない時があるんですよ〜・・。
不可抗力ってやつ??』
『はぁ・・。わかった・・。また薬を出しておこう・・。』
『了解★サンキュ!先生♪』
『だがな・・これだけは言っておく。次に錬金術を発動してみろ?
お前は死ぬ・・。それだけだ・・。よぅく頭に入れておくんだな・・・。』
『・・・・・。へ〜い・・・。』
わかっていた・・。もうオレの寿命は短いということが・・。
オレは国家錬金術師だが、一つのところにはとどまってはいなかった・・。
オレの母親と父親、両方ともなんらかの病で血を吐いて死んじまった・・・・。
なんの病かなんて誰も知らない・・新しい病だそうだ・・・。
『遺伝・・・てやつか・・。やっかいなもんだな・・。』
オレの母親も父親も国家錬金術師。
そう・・・この病は錬金術を使えば使うほど進行していき、最後には死ぬ・・。
『まったく・・洒落になんねーってーのぉ!!!!』
『お?じゃないか!久しいな!』
んん??この声はまさか・・・・
『ロイ!!びっくりしたぁ!なんでこんな所にいるんだよ?』
『おい!ここはセントラルだぞ!それはこっちの台詞だ!』
『はっは〜・・。そうだった・・・。』
『こんなところではなんだから、私の職場にでも来ないか?』
『ほう?ロイの職場ね〜・・・。楽しみだな〜♪♪』
『?????なんだ?』
『いやさ、ハボックからあんたが苦戦してるって聞いちゃってね〜ww』
『あいつ・・・・。』
ロイは昔っからの友達・・・。
2人ででかい事をやろうって言って、国家錬金術師になった。
ギィ・・・・
『へ〜・・・。ここがロイの仕事場ね〜・・。ってか汚!?掃除しろよ!?』
『気にするな・・・。ちょっと仕事がたまっているだけだからな!』
がちゃ・・・
『・・・・・・・・・・・・・。(汗)』
『?????』
ガウン!!ガウン!!!
『うわお!?』
『大佐・・。何処にいってたんですか?仕事もほったらかしたままで・・・。』
『はは・・いやなに・・ちょっと休憩にだね・・。』
ガウン!!!
『今日はもう休憩無し。今日中にそれらの仕事を終わらせておいてください。』
『何!?休憩無し!?死んでしまう!?』
『大丈夫です。今日はもう出番はないと思います。』
『なぜわかるのかね?』
『午後は雨ですから。』 『があああん・・・。』
『??雨だとなんかあんの??』
『大佐!?お久しぶりです!』 びしぃ
『あ〜・・。敬礼はいいよ・・。で??なんかあんの??』
『こいつ雨になると無能なんだよ。』
『!!ハボック!?』
『いよっす♪元気してたか?無能大佐くん!!』
『ハボック・・・お前・・・。』
ガウン!
『大佐。仕事のほうちゃんとやってくださいね?私はこれで。』
『??どっかいくの??リザ中尉??』
『はい。私はまだ仕事が残っていますので、これにて失礼します。』
リザは相変わらず熱心だなぁ〜・・・。
尊敬しちゃうよ・・我ながら・・・。オレはいっつも仕事ほったらかしにしてたもんなぁ〜・・。
はは・・・。
バー――――――ン
『大佐!?緊急事態です!!!外で暴れまわっているやつらがいます!!』
『わかった!すぐに行こう!!お前も手伝え!!』 『了解〜〜・・・。』
はっは〜〜ん・・・。錬金術使えないんだよね〜・・・。
まぁ・・・なんとかなるべ??
オレとロイは急いで外に出た。もちろんハボックは見物人・・。
うらやましきことなり・・・。(涙)
でもまぁ暴れてるだけだしぃ??錬金術使う必要もないべ??
『あいつらは!?』
『???誰?オレは始めて見るけど?何?ロイの知り合い??』
『お前聞いてないのか?あいつらはウロボロスだ!!!!!』
おいおい・・。ウロボロスっつったらかなりの大物ぢゃん・・・。
ちゃん大ピー―――――――――ンチ!!!
こんなときに暴れ出すなんて・・・。恨むぜぇおい・・・。
『あっれぇ?鋼ちゃんがいないじゃん?』
『鋼のは今はここにはいない!!残念だったな!!!』
『!?げぇ・・・。大佐さんぢゃん・・。やっかいだなぁ〜・・。僕は鋼にようがあるんでね・・。』
『その用とは何かな??』
『秘密〜♪話すわけないっしょ??あれ?新入り??へぇ〜・・。強そうだなねw』
『あ〜・・。あんまし強くないかな?昔は強かった気がするけどね♪』
『ふ〜ん・・・。まっいっか!せっかくここまで来たんだ!ちょっと暴れさせてもらうよ・・。大佐・・。』
『そう言うわけにはいかせないさ・・・。』 ばちん
どぉぉぉぉん!!
『うおい!やりすぎじゃないの!?しょっぱなっから!!』
『いや・・・。始めからつぶす勢いがないとこいつらは倒せない・・。』
『痛ってぇぇぇ〜〜・・。ひどいなぁ・・。しょっぱなからさぁ・・。』
『げ!あれで平気なわけ??』
『そう言う事だ!』 ばちん
『その手にはもう乗らないよ!!やああ!!』 どごおお
『ちっ・・・。』 『弱くなった??』
『うるさい!!!』
ぽつ・・・ぽつ・・・
『????』
ざああああああああああ・・・・・。
『うげ!雨だ!』
『どっちむいてんだよ!!!』 どごお
『うっ!!』
『ロイ!?』 『大丈夫だ・・・。かすっただけのようだな・・・。』
『くっそ・・・。』
やばい・・・果てしなくやばいな・・これ・・。
雨は降り始めてロイは無能になっちゃったし・・・。
やるしかないのか・・・・・。
『おっと・・・。お姉さん?次は君が相手かい??』
『はは・・・。どうやらそのようだね・・・。』
の周りに風が渦を巻く・・・・・。
『!!!お前・・。何の能力だ!?』
『風だよ!吹き飛べ!!!!!!』
『うっわ・・・・。』
どおおおおん
『さすがだな・・・。風の錬金術師・・・。』
『あはは・・。ロイに誉められるとは思っていなかった・・ぐは!!!』
『!?おい!どうした!?』
やっべえ・・・。先生の言ったとおりになっちった・・・。
『ぐふぅ・・・・・。ごば!!』
へへ・・・もう終わりかぁ〜・・・。悲しいな・・・。まだ行きたいところだっていっぱいあったのにな・・。
『ロ・・イ・・・。』
『喋るんじゃない!?今救護班を呼んだところだ!?』
『む・・無理さ・・・。ぐふ・・。悪いな・・・ロイ・・。オレが死んだら墓じゃなくって空に巻いて欲しい・・。』
『おい!何を言っているんだ!?大丈夫だ!ここの救護班は腕がいい!あきらめるな!』
『ぐ・・・。悪いなぁ・・ロイ・・。まじ・・ごめん・・。』
『!死ぬんじゃない!』
『はは・・ロイの涙なんて何年振りかなぁ・・・。ロイ・・。オレ・・も・・っと・・い・ろん・・な・・所に・・行き・・・。』
『――――――――!!!!!』
死んじまった・・・ようだね〜・・・。だって宙に浮いちゃってるしぃ・・・。
下では葬式が終わって各々の帰路に着こうとしている・・。
かなり短かったなぁ・・・。オレの人生・・。
『くっ・・・。・・・。』
おんやぁ??ロイが泣いちゃってるよ・・・。がらにでもない・・・。
しょうがないなぁ・・・。
【ロイ・・・。】
『!?・・・?』
【そう・・オレだよ。サンキュな。オレの言うとおりにしてくれてさ!】
『・・・。ばかやろう・・・。死んでしまってはなにもならん・・・。』
【はは・・。おっしゃるとおりで・・。んじゃオレ逝くわ!迷惑かけちゃってごめん・・。】
『!!・・・・。そうか・・。もう逝くのか・・。』
【ロイ・・・。大総統・・なれよ!オレとおまの約束だかんな!!】
『ああ・・。もちろんだ!』
【それとオレは鋼の子が心配だからしばらくは見ているつもりだ・・・。】
『頼む・・あいつはかなり無茶をしすぎるんでな・・。今回の事もオレのせいだと自分を責めていた・・。
これからなにをするか心配だよ・・。』
【最後に・・・リザさん・・大切にな!】
『は!?おい!ちょっとまて!お前何か勘違い・・ってもう逝ったか・・・。元気でな・・。』
ロイ・・・サンキュ・・。空に巻いてくれたから俺は何処へでもいけるよ・・・。
リザの事はちょっとからかってやった・・。リザがかわいそうだったからな!
でもまぁ・・・また・・・遠い何処かで会えるといいな!
終わり・・
初の大佐で死ネタです・・。ちょっと暗いものが書きたくなってしまって・・。
暗いといっても悲しい方の暗い・・ですけど・・。
私的には予定より長くなってしまってちょっと残念・・。
ここまで読んで下さって、ありがとうございます!
* こんな小説でも感想いただけるとうれしいです!!
