エースさんが来てかれこれ…1週間が立ちました。
何故か…何時の間にか…どうしてこーなってしまったのか…。
私には理解できんのです…。船上が…戦場とかしている…。
あ…。駄洒落じゃないですよ!?どっかの変なおっさんでもあるまいし…。
* Let's trip!Another world!!Z *
夜中の見張り台の上。
確かにはいつもどおり夜は寒いので毛布をひっぱりだすとそれにくるまり、
サンジからの差し入れのホットミルクを飲みつつもそっと夜空を眺める…はずだった。
が、今船上は戦場とかしていた…。
『え〜っと?とっとにかく…一度座ってゆっくりお話から始めたらどーかなぁ?…なんて…。』
が今現在、何にこのように慌てているのかというと…。
原因はリンが連れてきた露出野郎、
マリモヘッドと素敵眉毛のコックとの三角形のいわゆる重心に位置していた。
遠くからは賞金稼ぎと博識で不思議な女性と喋る動物に加えゴム人間とピノキオが見物する様にみている…。
と…言っても楽しそうなのは女性2名だけである…。
『あの…ですね?皆さん?そのような恐い顔で睨み合わなくても…!つか…。マジで…。やめません?』
『ちゃん…そーいってくれるのは嬉しいんだけど…。話し合いはこいつらぶっ倒してから…ゆっくり2人でお茶でもしながら!
まずはこのクソ野郎どもと決着つけちゃいたいんでね…。』
『2人でって…。それは光栄なんだけど…決着って…!?仲間でしょ?』
タバコを床に落とし靴で火を消しながらもにらみつけるサンジを見てどうしたものかと首を傾げ、
決着と聞けば顔を青くして慌てて相手に近寄りダメだと説得するも今だ他の二人を睨み付ける姿をみて今度はエースの方を向き、
『エースさん…?その…やっぱりこーゆーことっていけないことだと思うのですが…?やめません?』
『まぁ…オレはもともとここの仲間じゃぁねーしなぁ?んなこと言われても困るわけよ。
大体…オレが止めると言ってもこいつらは収まってくれねぇー気がすっけどなぁ?どー思う?』
『いや…どー思うって…。ゾロも!刀納めてください!もー―――!いったい…なんなんですかぁ!?』
”あんたのせーだって!”
外野からつっこみが入るもはそれが聞こえたのか聞こえなかったのかスルーして、
攻撃の態勢をとる3人をなんとか止めさせようとする。
『ちゃん…止めてくれるな…。オレもそろそろ限界なんだ…。』
『おいおい…。それはこっちの台詞だぜ?…どいてろ。邪魔だ!』
『おいおい…。邪魔はねーだろ?ま…。はあっちいってな…。ケガすると大変だし、これは男の問題なんでな?』
何処からか葉っぱが空から落ちてくるとそれが甲板に落ちるのを待つかのように体制を整えようとした瞬間、
ぷちん…という何かが切れた音を聞き、3人は何の音かと眉を潜めるも横に下がらされたから異常な殺気を感じ固まる。
彼女はうつむきわたわな震えながら手には握りこぶしを作り、
『……げ………し……っ…。』
『おい…。』
『……ちゃん?』
『…?一応聞くけど…だっ大丈夫か?』
『てめーらいーかげんにしやがれぇっ!!』
かっとの目が開いたかと思えばその目の色は赤く染まっており、
叫び声を上げた瞬間今までに経験した事のなに強い風が甲板の全員を襲い外野意外は皆海に吹きとばさっれ落っこちる。
かろうじてエースはテンガロンを押さえながらデッキの手すりに捕まりなんとか免れる。
『…お前…その目…なんだ?』
『はぁ?なーに言っちゃってるんですかぁ?おにーさん?自分の状況解かっていってんのかよぉ?』
ぎゃははっと盛大に笑うとさらに風を強め始める。
は目の色が変わっただけでなくだんだんと髪の色も色素が薄くなっていき終いにはオレンジ色へと変色し、
性格もいつもは明るく優しいだが今はもうそんな面影は何処にもない。
その言葉を聞いた船員は皆目を丸くし驚くと共に顔を青くして慌てている。
1人を覗いて…。
『あーはっはっは!なんだぁ?あいつむちゃくちゃ強くなってんじゃネーか!仲間に入れといて正解だったなぁ?』
『あんたねぇ…。そんなこと言ってる場合じゃないでしょーが!何とかしなさい!』
『そぉね…。このままいくとこの船…沈むわよ?船長さん?』
『しーっしっし!そりゃー困った!オレぁ泳げん!』
『だーかーら!んなこと言ってる場合じゃないっつーの!』
鈍い音が響き渡ると共に空から一枚の黒い羽が舞い降りてきてはその黒い羽に包み込まれた。
嫌そうにはその羽を風で吹き飛ばそうとするがそんな事は無意味かのように羽は徐々に彼女を覆い隠していく。
羽意外は辺りには何も見えなくなりしばらくするとその羽は白く変色していくとそのまますっと透明になり消え、
後に残ったのは気を失いその場に横たわっていただけであった。
その光景を見るやいなやエースは彼女に掛けより揺らし起こす。
『おぃ!!大丈夫か!とっとにかく寝室に連れて行くぞ?』
頬を軽く叩いて見るも彼女は唸るだけで目を開ける様子は一行になく、
エースはその光景に顔を険しくするとを抱きかかえ寝室の方へ運んでやる。
その後ろにはチョッパーが駆け足でついて行き、
海に放り出されたサンジとゾロは自力でなんとか甲板へと上がってきた。
その2人の表情は先ほどエースが見せた険しい表情と同じであった…。
ナミとウソップはその二人にタオルを持っていってやり、
ルフィー、ロビンとチョッパーはエースと一緒に彼女の寝室へとついていった。
『っち…!』
『……。』
見張り台の上には黒い羽の天使がその様子を悲しそうな顔をして見下ろしていた。
誰にも姿は見えずに静かに涙を落とすと、すっと飛び立ちの寝室へと入っていく。
『チョッパー…。の様子は…?』
『ん〜…。このぶんだと…大丈夫だと思うぞ?めだった外傷もないしな?
ただ…いつ目がさめるのか…オレにもわかんねーんだ…。もう覚めてもいー頃なんだけど…。』
心配そうにの顔を覗きこむクルー達。
ただ緑色の頭だけはそこにはなく、もう暗くなった海を眺めていた。
そこにタバコをふかしながら調理場へと向かうサンジがその姿に気づき足を止めると空を仰ぎため息をつくとその背中に声をかける。
『お前にも落ちこむっつー機能がついてんのなぁ?意外だぜ?』
『っち…。うるせぇ…。てめーこそこんなところで何やってやがる…。』
『眠り姫に夜食の準備だ。どっかの誰かさん達が今夜の食材片っ端から食べられたからなぁ?』
『ルフィー…か…。ったく…。こんな時に…。』
『こんな時だからこそ…なんじゃねーの?ま…。んじゃオレは支度があるんでね?』
夜風に吹かれタバコの煙が線を引きそれを残すようにして軽く手を上げながらサンジは調理場へと入っていった。
その場に残されたゾロはため息をつくと端っこに置かれてあったトレーニング用品を取りだし素振りをはじめる。
その頃…
『…っと?ここは…何処…?』
眠りつづけているは夢を見始めていた。
何処までも続く白い世界が広がりその光景を目にした少女は不安な顔をして起きあがる。
キョロキョロと辺りを見まわすと何時の間にか目の前に黒い羽を身にまとった人の姿が見え始める。
目をこすり良く見えるように目を細めると…
『やっと…お目覚めか…?ったく…。なんてことしてんだよオメーはよぉ?あぁ?』
『げ!?レジュール!?あっ…あんたここで何してるの…?てーか…ここ何処?あたし死んじゃったの?』
『あのなぁ?死んでね―っつの…。お前…覚えてないんだな?仕方がねーっつーか?馬鹿っつ―か?』
『あんたねぇ…。最後は余計なのよ!まったく…で?何の用なの?』
『お前さ…後ちょっとであの船壊すところだったんだぜ?何の用?じゃねーだろーが!
オレが止めてなかったらどーなってると思ってんだよ!?ったくよ…力のコントロールがまだ出来てネーようだな?
おい…お前…あれ…どーした?オレが最初にやった笛は…。毎日吹いてるのかよ?』
『マジで!?大変…。ナミに怒られるわ…。
え…?あれ?最近は吹いてないよ?夜しか時間無いし…。夜は皆寝てるから迷惑かな〜って…。』
最近は島の感覚が狭くなっているのかすぐに次の島へと着くことが出来るので買い出しやなんやらで忙しくなっていた。
そして、彼女の言う通り昼間はルフィーと探険をしたり…
『あれはなぁ…。お前の能力を抑える為のものなんだよ…。もともとカゼカゼの実は世界にたったひとつ…と言われていて、
その実の能力は未知数なんだぜ?んなもん…トレーニングもしてねぇてめーが食べたら力をコントロールできねぇのは当然!』
『…。嫌味…?』
『当然の事だろ?ま、だからあれ吹くの怠ると今日みたいになんかの拍子で力が溢れ出ちゃうってわけ!
お馬鹿なお前でもわかるかんたーんな説明だろぉ?理解しろよな?』
『だからね…。あんたは一言余計なのよ!ま…そう言う事なら毎晩吹くわ…。で?用件はそれだけ?
他に用がないなら私はそろそろ戻らないと…皆が心配するでしょ?』
『それもそーだな…。まぁ…またなんかあったら来るわ。んじゃなぁ?』
リジュールがそういうとあたりは再び霧に包まれの意識は遠のいていった…。
ふと目を覚ますとあたりには誰もおらず、少女は1人でベットに横たわっている状態。
お腹がすいた…と呟けば立ちあがりキッチンへと足を運ぶ。
キッチンの前まで来ると灯りが漏れて何やら食欲をそそる匂いが立ち込めていた。
少女は不思議そうに首をかしげるとそっと扉を開き中へと入る…
『えっと…。サンジ…さん?』
『!?……ちゃん…。』
台所にはサンジが立って料理を作っている最中。
サンジは後ろから聞こえる可愛い声に驚きさっと振りかえりその姿を確認するとかけより抱きしめる。
『ちょぉ!?サンジさん!?どーしたんですか!』
『よかったぁ…。目が覚めたんだな…?ちゃん…ごめん…な?』
よかった…と何度も安堵のため息をつくと抱きしめる力をそっと強める。
少女は…というと急に抱きしめられ赤面しつつもサンジの謝罪の言葉を聞くとくすくす笑いサンジを見上げる。
『そんなこと…もーいーんです…。私こそ…ごめんなさい…。海に吹き飛ばしちゃって…。寒くなかったですか?』
『あぁ…。ちょーっと寒かったけど、これもきっと素敵なレディーを悲しめた罰…さ。』
そう言うとサンジはそっと見上げるの額に唇を落とすと再び抱きしめ…
『サッサンジさん!?』
『腹…減ってないですか?』
『…。そっ…そのためにここに来たのです…!』
そっとから離れるとニッコリ笑い”かしこまりました…”と言うと台所に戻って行く。
額を抑えつつも我に返ると席につき頬杖をついて何かをつくるサンジの後姿をぼーっと眺める。
何か言おうとふと口を開けた瞬間キッチンの扉が開き息を荒立てたオレンジ色のテンガロンが覗く。
『おぃ!がいねー…。お前…起きてたのか!よかった〜…。驚かすなよなァ?』
『ごっごめんなさい…。その…いろいろ失礼な事しちゃって…。』
『ちゃん、気にする事ねーって。そいつルフィーに似て頑丈だから。』
『おぃおぃ…。お前がゆーなよ…。オレにだって限度ってものがあるぜぇ?ま、今回はよゆーだったけどなぁ?
まぁ…サンジの言うとおり、気にすんなや?』
『でっでも…。その…。本当にごめんなさい…。』
はすっと立ちあがると深く頭をさげるが、
その肩は微かに震えエースの見えない目にはうっすらと光るものが現れ始める。
いきなり立ちあがり頭をさげる相手に仰天し震える肩に気がつくとそっと抱きしめ背中を優しく叩いてやる。
『おぃ…泣くなって!もともとはオレらが変な事でもめ始めたのが元だろー?なんでが謝って泣くんだよ…。
ほれ!なーくーなって!』
『だ…だってぇ…。エースさん吹き飛ばしちゃったし…。皆にも…っ…。』
エースの優しさに緊張の糸が途切れたのか耐え切れずに泣き出してしまい、
それを見たサンジはあわてて掛けよりエースを突き飛ばす。
『てめー何ちゃん泣かしてんだよ!』
『オレの…せいなのか?明らかに違うだろ?』
泣いている少女をどうしたものかと2人であたふたしていたその時、
再びキッチンの扉がひらき大きな欠伸を漏らしながら入ってきたゾロにサンジとエースはため息をつく。
ゾロというと…その光景をみて一瞬固まり。
『…一応聞くが…おめーら何やってんだよ…?』
『見てわかんねーのかよ?クソマリモ…。』
『ま…そーゆー事だな?』
『あーん?てめーらケンカ売ってんのか?』
『ふぇ…?』
今まで胸がいっぱいで涙を脱ぐのに一生懸命だった少女は、
イラついた声に顔をあげ2人の間から顔を覗かせゾロを見ると2人を掻き分けゾロに飛びつく。
『おぃ!おまっ!何だよ!?離れろって!』
『ゾロも吹き飛ばしちゃって…ごめんなさーぃ…!本当に…ごめんなさい…。』
多少顔を赤くしながらも相手の震える声と涙を見ると盛大にため息をつき、
そっと大きな手をの頭に乗せ優しく叩いた後何を思ったのか勢いよくくしゃくしゃっと頭をなでる。
『んなの気にするんじゃねー。大体こいつらにも言われてんだろ?気にするなって。んだったらそーすりゃいー。
原因を作ったのはオレらなんだしな。それより…お前布団からでてよかったのか?チョッパーが顔青くしながら叫んでたぞ?』
『わぁ!ちょ!?ゾロ?って…それ本当?大変!』
乱暴になでられ髪型を気にしながらもチョッパーの事を聞くとぱっと身を離し、
ちょっと行ってくるね…?と3人に告げると急いで寝室へと駆け出す。
が出て行った後すぐにチョッパーとその他のクルーの声がし、3人は顔を見合わせるとそれぞれの持ち場へと戻る。
続く・・・
誰もが思い描くように、
他のクルーは外から耳を一生懸命壁に貼りつけ何とか中の様子を聞いていたのです・・・。
これより前の小説読み返して思った…自分…未熟過ぎた…。ヤバイくらいに…。
