AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する
 














     あなたの目の前で・・・




























     大切な人・・・かけがえのない人が・・・




























      いなくなってしまったら・・・・































     そして・・・もしそれが・・・































     あなたの力で助けられたかもしれない出来事だとしたら・・・・

































     あなたなら・・・どうしますか?




















     

     * The tricks played by destiny *






















     『はぁ〜・・・。やっぱしハガレンさいこぉだよぉ〜!!』











     夕陽が地平線へと沈みかけたように空には藍と赤の間に薄っすらと青空が広がる頃。

     部屋の片隅で今までずっと漫画『鋼の錬金術師』を読んでいた少女、。

     彼女のそばには読んでいたであろう漫画が山済みになって彼女の周りを囲んでいる。

     そしてその山済みになった本と本の隙間からは満足そうに天井を見上げる彼女の顔が覗く。












     『大佐ぁぁ!ちびっこぉ!まじ会ってみたいなァ〜・・・。あーもぉ!ちゃん、マジやばぁい!』














     漫画を読み終わりその興奮の余韻に浸っていた其の時、

     彼女の机の上に充電されていた携帯が突然鳴り出した。
















     【キーミのっ手っでぇ〜!きぃりさっいってぇ〜!とぉいっ・・・・。】














     着信音はポルノグラフティーのメリッサ。

     これからでも彼女がどのくらいこの漫画にはまっているかがうかがえる。














     『んぁ?誰だろ・・・?まったく・・・こんな時にぃ!おっとっと・・!』













     はせっかくの自分の世界が壊されたのにむっとする。

     とは言っても、やはり来た物を無視するのは性に合わないためか、

     山済みになった漫画につまずきながらも崩さないように慎重に机の上の携帯へと手を伸ばす。















     『ええっと・・・?え?真理奈・・?どうしたんだろぉ・・・?』
















     携帯のディスプレイには『新規Eメール1件』と彼女の親友の名『真理奈』の文字。

     今日もと彼女は学校から一緒に帰ってきてつい2時間前にの家の前で別れたばかりである。

     は不思議に思いメールの中身をあけるとそこには・・・。


























     【6時に桜ヶ丘公園で・・。】





























     『え?6時って・・!あと30分もないぢゃん!!急がなきゃ!!』












     メールの内容を確認すると時間が無い事に気づき、すぐに着替えて公園へと急ぐ。

     公園までは片道5分の所にあったので多少は余裕をもって公園に着くことができた。

     公園に着くとすぐには真理奈の姿を探し、ブランコに1人ゆれながら下を向いている彼女を見つけ、

     すばやく彼女に駆け寄り元気良く声を掛ける。















     『ちぃーっす!遅くなってごめんね!!待った・・?』















     ふと真理奈に視線を注げば彼女の目は赤く貼れていた。

     それを見るとはそっと彼女の隣のブランコに腰を下ろし、

     悲しい金属音を立てながらゆっくりとこぎだす。
















     『・・・・・・。なんか・・・あった?よね・・。どうしたの・・・?』

















     ふとこぐのを止めると彼女の顔を心配そうに覗きこみ、

     そっと彼女の肩に自分の手をそえる。

     そのとたんまた真理奈はしくしくと声をおし殺して泣き始めるが、

     はそれに動揺せずに軽く彼女の背をたたいてなだめる。

     しばらく真理奈はそのまま泣きつづけ、

     空に星の光がちらほら見える頃になると彼女は落ちつきを取り戻しぽつりぽつりと話出す。




















     『あっ・・あの・・ね。私・・付き合ってる・・人が・・いるって・・に・・話した・・じゃない?』


















     と真理奈は中学時代に同じクラスで、

     雨の日にたまたま傘を忘れて今にも泣きそうな顔で空を見上げていた時、

     から声をかけ一緒に一つの傘の下、下校したのがきっかけで友達となった。

     それから何度か話しかけるようになりお互い気が合う事を知るとそこからは急展開。

     毎日のように昼は食事を共にし、登下校も一緒にした。

     休みの日は街へ繰り出すか、お互いの家へ招いたり招かれたり。

     とにかく2人はとても仲の良い友達で心配事や親にも言えない悩み事さへもお互い打ち明けてきた。

     それがつい最近、真理奈に彼氏が出来たと言うから驚きだ。

     そんなこと以前から相談されていたわけでもなくある日突然の事だったので、

     は最初のうちとても気分が悪かった。

     なぜって・・・は真理奈に言わない事はないようにしていたし、真理奈もそうだと思っていたからだ。

     しかし時が経つに連れての気持ちもだんだんと落ちつき、

     真理奈とその彼氏の関係を自分の事のように喜んだ。
















     『彼氏って・・・祐介君・・だっけ?その人がどうかしたの・・?』















     真里菜はに問われた瞬間泣きそうな顔になるものの、

     ごしごしと勢いよく涙を袖で拭き深呼吸するとゆっくりとまるで自分に言い聞かせるように話始めた。















     『今日・・と別れた後・・道端で彼を見つけたの・・。
       吃驚したけど・・うれしかったから声を掛けようと思って2,3歩走り出した瞬間・・・。
       彼の前に女の子がいる事に気づいて・・それで・・様子を見てたんだけど・・。』












     真里菜は言い終わらないうちに言葉につまり目にあふれんばかりの涙をためて、

     黙り込んでしまった。















     『それで・・・?何か・・あった・・の?』
















     が彼女の顔を覗きこむと一呼吸おいて今にも消えそうな声で話はじめる。

















     『楽しそうに話してて・・その子と・・キス・・してるみたいだったの・・。良くは見えなかったんだけど・・。』

















     は驚いて目を見開いた後、軽く彼女の背中を叩き。


















     『だぁいじょーぶだって!あのさ?聞いた話によれば・・あの人確か妹いなかった?その子じゃないの?』





     『一度・・会った事あるけど・・そんな感じには思えなかった・・。だって!おかしいでしょ?妹・・今海外にいるはずだよ?』





     『あぁ・・たしか留学で今アメリカに行ってるんだっけ?もしかしたら・・・急に帰る事になったのかもよ?
      それにさぁ?らしくないよ?マナ!あんたは、そーんなにじめじめしたやつじゃぁなかったはずだよ?
      少なくとも・・私の知ってるマナはそんな人じゃない・・。でしょ?』









     言い終わるとは相手の顔を覗きこみにっこりと笑う。

     すると真里菜ははっと顔を上げてを見つめた後まだ目じりに残った涙を拭い取り、

     じっとを見つめるとにっこりと笑い返す。











     『ごめんごめん!最近彼とあってなかったから・・ちょっと彼に対して敏感になってた・・。
      ありがと!・・。おかげで目がさめた!そーよね!こんなのあたしじゃないわ!』












     そう言うと勢いよく座っていたブランコから立ち上がり大きく伸びをして、

     再びの方へ向き直ると恥ずかしそうに笑う。

     そんな彼女を見ては安心したように微笑み自分も立ち上がると相手に近づく。













     『そうそう!真里菜はそーでなくっちゃぁ!さて・・そーと決まったら早速彼の所に行って確かめてみたら?
       思い立ったが吉日ってゆーじゃない?それに・・最近まともにあってないんでしょ?
       彼も寂しがってんじゃない?』















     の言葉に顔を赤くさせるも頷き公園の辺りを見まわすとぺこりと頭を下げ、

     両手を顔の前で合わせる。
















     『そうね!今日は本当にありがとう!おかげで気持ちの整理ができました!
       なんか・・変な事で呼び出しちゃって・・。ごめんね・・?』







     『とんでもない!そのための友達・・でしょ?ささ!早く行った行ったぁ!
      あんまり遅くなると危ないでしょ?早く彼のとこに行ってあげなさい!』














     大きく顔のまで腕を振るとぐっと親指を前に突き出しながら微笑む。

     真里菜はそれを聞くと大きく頷き、本当にありがとうともう一言いって公園の出口へと走り出す。












     『まったく・・・せわのかかる友達!さって・・私も帰るかな・・?』











    ふと出口に向かって歩いていこうとしたその瞬間、

    の視界に入ってきたのは今にも公園を出ようと出口に小走りに近づく真里菜と、

    勢いよく走り信号を無視して来そうな大型トラック。

    それを見るやいなや、は力いっぱい走りながら大声で叫ぶ。








     『真里菜ぁぁ!ちょっと待って!!公園でちゃだめぇぇぇぇええ!!!』









     の叫びは虚しく公園に木魂し、

     真奈美の声の返答の変わりに返ってきたのはけたたましく鳴り響くブレーキ音と、

     何かがトラックにぶつかり黒い影が宙を舞う光景。












     『い・・・いやぁぁぁ!!真里菜ぁぁぁああ!!』
     











                                  to be continue....














 
   
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